トリミング後のふんわりとした毛と、シャンプーの良い香りが長く続いてほしいと思う飼い主は多いでしょう。しかし、数日経つと「もう臭くなってきた…」と感じることもありますよね。
本記事では、トリミング後の良い香りをキープするための方法と、自宅でできるケアについて詳しく解説します。
1. 犬の匂いが変わる原因とは?
トリミング後の香りがすぐに消えてしまうのには、いくつかの理由があります。
① 皮脂の分泌
✅ 犬の皮膚は定期的に皮脂を分泌しており、時間が経つと自然と毛に脂が付き、匂いが変わります。
✅ 特に脂性肌の犬は、シャンプー後数日で皮脂が増え、臭いが出やすくなります。
② 汚れやほこりの付着
✅ 散歩中や家の中で、毛に汚れやほこりがつくことで臭いが変わります。
✅ 静電気によってホコリが付きやすくなることも。
③ 口臭や耳の汚れ
✅ 体が綺麗でも、口臭や耳の汚れがあると全体的に臭いが強くなることも。
✅ 特に垂れ耳の犬種は耳が蒸れやすく、匂いが発生しやすい。
④ 湿気による臭いのこもり
✅ 濡れた毛がしっかり乾いていないと、雑菌が繁殖し、臭いが発生。
✅ 雨の日や湿気の多い季節は特に注意が必要。
2. トリミング後の香りを長持ちさせる方法
① 正しいブラッシングで清潔をキープ
✅ ブラッシングを1日1回行うことで、毛の汚れや皮脂を取り除く
✅ 毛の絡まりを防ぐことで、清潔感を保ちやすい
▶ おすすめのブラシ:
• スリッカーブラシ(毛玉防止&汚れ落としに)
• ラバーブラシ(短毛犬種向けの皮脂ケア)
② 水のいらないドライシャンプーを活用
✅ シャンプーの回数を減らしたい時に便利
✅ スプレータイプやムースタイプがあり、簡単に使える
▶ おすすめのドライシャンプー使用方法:
1. 犬の毛にスプレー(またはムース)をつける
2. コームで軽くブラッシングしながらなじませる
3. 余分な汚れをタオルで拭き取る
③ 犬用フレグランススプレーを使う
✅ トリミングサロンで使用している香りを自宅で再現できる
✅ アロマ効果でリラックスできるものも
▶ 香りの選び方:
• 柑橘系やラベンダー → リラックス効果
• バニラやココナッツ → 甘く優しい香り
• ハーブ系 → 消臭効果が期待できる
注意:
犬の皮膚に刺激が少ない「犬専用」のものを選ぶこと!
④ 耳のケアをこまめに行う
✅ 耳の汚れが臭いの原因になることがある
✅ トリミング後も週1回程度の耳掃除を習慣化する
▶ 耳掃除の手順:
1. 犬用のイヤークリーナーをコットンにつける
2. 耳の内側を優しく拭き取る(奥まで入れすぎない)
3. イヤーパウダーで乾燥をキープ
耳が蒸れやすい犬種:
• ダックスフンド
• ゴールデンレトリバー
• コッカースパニエル
⑤ 肉球とお尻のケアも忘れずに!
✅ 肉球の間に汚れがたまりやすい
✅ 肛門腺が溜まると強い臭いを発することも
▶ 肉球のケア:
• 散歩後にウェットティッシュで拭く
• 肉球クリームで保湿すると臭い軽減にも◎
▶ 肛門腺のケア:
• 定期的にトリミングサロンで絞ってもらうのがベスト
• お尻の毛を短めにカットすると清潔を保ちやすい
⑥ 室内の環境を整える
✅ 犬のベッドやブランケットをこまめに洗う
✅ 空気清浄機を使ってペット臭を防ぐ
✅ ペット用消臭スプレーを活用する
▶ ベッドの洗濯頻度:
• 月に2回が理想(特に臭いが気になる場合は週1回)
3. トリミング後の香りを長持ちさせる習慣まとめ
方法 | ポイント |
ブラッシング | 毎日行い、汚れを落とす |
ドライシャンプー | 水なしで簡単にケア |
犬用フレグランス | 優しい香りをプラス |
耳掃除 | 週1回のケアで臭い防止 |
肉球&お尻ケア | 汚れがたまりやすい部分を清潔に |
ベッドの洗濯 | 月2回の洗濯で臭いを防ぐ |
4. まとめ
トリミング後の香りを長持ちさせるためには、日常のケアが大切です。
✅ 毎日のブラッシングで清潔をキープ
✅ ドライシャンプーやフレグランススプレーを活用
✅ 耳や肉球、お尻のケアも忘れずに行う
✅ 犬のベッドやタオルを定期的に洗濯する
これらのケアを続けることで、愛犬がいつも良い香りを保ち、快適に過ごせるようになります。
ぜひ、トリミング後の美しい毛並みと香りをできるだけ長くキープしてみてください!
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