「老犬のトリミングはどうする?シニア犬のケアポイント」

年齢を重ねると、犬も若い頃とは違ったケアが必要になります。特に、シニア犬のトリミングは体力の消耗やストレスに配慮しながら行うことが重要です。本記事では、老犬のトリミング方法や気をつけるべきポイントについて解説します。

1. 老犬のトリミングが重要な理由

年齢とともに、犬の毛質や皮膚の状態が変化します。

毛が細くなり、絡まりやすくなる

皮膚が薄くなり、乾燥しやすくなる

体力が落ち、長時間のトリミングが負担になる

関節が弱くなり、立っているのが難しくなる

このため、シニア犬のトリミングでは、短時間で負担を減らしながら、必要なケアを行うことが大切です。

2. 老犬のトリミング頻度と基本ルール

 トリミングの頻度は少し長めに

若い犬は4〜6週間ごとのトリミングが推奨されますが、シニア犬は6〜8週間に1回のペースにすると負担が少なくなります。

 トリミングの時間を短くする

シニア犬は長時間の立ち姿勢が辛いため、短時間で終わらせる工夫をします。

シャンプーとカットを別の日に分ける

必要最低限のカットにする(短めのカットスタイル)

事前にブラッシングしておき、毛玉を減らす

 こまめな自宅ケアを取り入れる

シニア犬は頻繁にサロンへ行くのが難しくなるため、飼い主が日頃からブラッシングや部分カットをしておくと良いでしょう。

3. 老犬のトリミングで気をつけるポイント

 無理な姿勢を取らせない

シニア犬は関節が弱く、長時間立っていると疲れてしまいます。

座ったままトリミングできるように工夫する

滑りにくいマットの上で施術を行う

 皮膚トラブルを防ぐ

老犬の皮膚は乾燥しやすいため、低刺激で保湿成分のあるシャンプーを使いましょう。

おすすめ成分:

アロエエキス(保湿)

カモミールエキス(炎症予防)

オートミール(皮膚バリア強化)

 体温調節に気をつける

シニア犬は体温調節が苦手なため、冬は暖かい環境で、夏は涼しい部屋でトリミングを行いましょう。

 こまめな休憩を入れる

トリミング中に疲れやすいため、途中で休憩を挟みながら行うのが理想です。

4. シニア犬におすすめのカットスタイル

老犬には、負担の少ないカットスタイルがおすすめです。

短めのサマーカット → 毛玉ができにくく、お手入れが楽

顔まわりすっきりカット → 目に毛が入らないようにする

足回りの毛を短くする → 滑りにくくし、転倒防止になる

5. 自宅でできる老犬のケア

 毎日のブラッシング

毛玉を防ぐため、1日1回のブラッシングを習慣化しましょう。

 爪切りと足裏の毛のケア

シニア犬は歩く機会が減るため、爪が伸びすぎないように注意しましょう。

爪が長すぎると、歩きにくくなり転倒の原因に

足裏の毛をカットすると、滑りにくくなる

 シャンプーは月1回程度に

皮膚の負担を減らすため、月1回程度のシャンプーが理想です。

お湯の温度は38℃前後

シャンプー後は完全に乾かす

6. まとめ

老犬のトリミングは、体への負担を減らしながら、最低限のケアを行うことが大切です。

頻度は6〜8週間に1回程度に調整

短時間で負担をかけないトリミングを心がける

自宅でのブラッシングや爪切りをこまめに行う

シニア犬が快適に過ごせるように、トリミング方法を工夫しながらケアを続けていきましょう。

当サロン、KIRARIではしっかりカウンセリングさせていただいた上でワンちゃんに合わせたカットやご質問を受け付けています。お気軽にご連絡ください。

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