「自宅でできる犬のトリミング|プロ直伝の基本テクニック」

犬のトリミングはサロンで行うのが一般的ですが、こまめなお手入れや簡単なカットは自宅でもできます。特に、トリミングサロンに頻繁に通えない方や、愛犬の負担を減らしたい方にとって、自宅トリミングの基本を知っておくことは重要です。本記事では、初心者でもできる自宅トリミングのコツと必要な道具を紹介します。

1. 自宅トリミングに必要な道具

まずは、自宅でのトリミングに必要な基本的な道具を揃えましょう。

基本のトリミング道具

バリカン:体や足裏の毛を短く整えるのに使用。ペット専用の静音タイプがおすすめ。

はさみ(トリミングシザー):顔まわりや微調整用。丸刃タイプなら安全。

スリッカーブラシ:毛玉をほぐし、毛並みを整える。

コーム(くし):細かい部分のブラッシングや仕上げ用。

爪切り:ギロチン型やハサミ型があり、犬の爪の長さに合わせて選ぶ。

やすり:爪切り後の仕上げに使用し、角を丸く整える。

シャンプー・コンディショナー:皮膚に優しいものを選び、トリミング前に清潔にする。

ドライヤー:低温で乾かせるペット専用のものがおすすめ。

2. 自宅でのトリミングの手順

自宅でのトリミングは、犬の負担を考えながら慎重に行いましょう。

① 事前準備(ブラッシング)

トリミング前に、毛のもつれや汚れを落とすためにブラッシングをします。

毛玉がある場合:スリッカーブラシでほぐし、無理に引っ張らず優しく取り除く。

ブラッシングの順番:背中→お腹→足→顔の順番で整える。

② シャンプー&ドライ

トリミング前にシャンプーをして清潔にします。

お湯の温度:38度前後のぬるま湯が適温。

すすぎをしっかり:シャンプーが残ると皮膚トラブルの原因になるので、しっかり洗い流す。

タオルドライ後にドライヤー:低温で毛の根元からしっかり乾かす。

③ バリカンで体の毛を整える

体の毛を短く整える場合は、バリカンを使います。

バリカンの使い方:毛の流れに沿って滑らせるようにカット。

短くしすぎない:肌が透けるほど短くすると、紫外線や外部刺激の影響を受けやすくなるので注意。

④ 顔まわりのカット(はさみを使用)

顔は犬が敏感な部分なので、慎重に行いましょう。

目の周りの毛:視界を遮る毛は、小さなはさみで短くカット。

耳の毛:耳の中に毛が入り込まないように適度にカット。

ひげの処理:不要なひげをカットすると、すっきりとした印象になる。

⑤ 足裏の毛と爪のケア

滑り防止のために足裏の毛を短く整えます。

バリカンで足裏の毛を短くする

爪をカットする:血管を避けて、少しずつ切るのがポイント。

仕上げにやすりで滑らかに整える

3. 自宅トリミングのポイントと注意点

① 犬がリラックスできる環境で行う

• 犬が嫌がる場合は無理に続けず、短時間で終える。

• 好きなおやつを用意して、少しずつ慣れさせる。

• 落ち着いた静かな環境で行い、驚かせないようにする。

② トリミングは少しずつ慎重に

• 一気にカットせず、少しずつカットすることで失敗を防ぐ。

• 犬が動くと危険なので、落ち着いているタイミングで行う。

③ 無理をしない

• トリミングが難しい部分(顔や爪など)はプロに任せるのも選択肢。

• どうしても犬が嫌がる場合は、一度休憩を挟む。

4. どんな犬種が自宅トリミングに向いている?

比較的自宅でのトリミングがしやすい犬種もあります。

向いている犬種:チワワ、ミニチュアダックスフンド、ポメラニアン(軽い部分カット)

トリミングが必要な犬種:トイプードル、シーズー、シュナウザー(定期的なカットが必要)

特にトイプードルなどの毛が伸び続ける犬種は、自宅での簡単なケアと併用して、定期的にプロのトリミングを受けるのが理想的です。

まとめ

自宅でのトリミングは、基本の道具を揃え、犬の負担を考えながら慎重に行うことが重要です。特に、バリカンを使った体のカットや足裏の毛のケアは比較的簡単なので、初心者でも挑戦しやすいでしょう。

ただし、無理にすべてを自宅で済ませようとせず、プロのトリミングと併用しながら、愛犬にとって快適なケアを心がけましょう。トリミングを通じて、愛犬との信頼関係を深める良い機会にもなります。

当サロン、KIRARIではワンちゃんに合わせたカットやご質問を受け付けています。お気軽にご連絡ください。

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